校長との面談で、他に何かありますかと聞かれたので、日ごろ思っていることを口にした。
もちろん内容は、校長としては耳の痛いものだ。
今の校長のやり方には、現場の職員も、生徒たちも不信感を持っている。
特に生徒たちの学校への不信感は大きい。それを伝えたかった。
そして、早めに対処して欲しいと思ったのだ。
しかし、かみ合わなかった。校長は自己弁護に終始していた。
やはり、自分に対する否定的とも取れる私の意見に身構えてしまったのだろう。
学校の責任者としての校長の仕事をまず労っても良かった。
そうすれば、まだ人の意見に耳を傾ける可能性はあっただろう。
まず、相手を肯定する。これは生徒に対してでなく、すべての人に対して行うべきことなのだ。